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スタッフブログ 2018年まで

スタッフブログ 2015年~2018年まで

富士山ご来光を拝む

2015-09-15
 8月21日(金)仕事を定時に終え、買い出しし、急いで準備を整え出発、22時過ぎに駐車場に到着する。 
珍しく今は霧が出ていない、3~40台の車はあるが辺りは静まり、出発前の各々の緊張感が漂う。

 21日の夜から22日の午前中は、天候は良好との予報だが山の天気は変わりやすく、現地に着いて実際に確認して判断しないと痛い目にあう。
 30分後いよいよスタート、辺りは誰もいなく真っ暗で、風の音だけがする中を懐中電灯の明かりだけを頼りに、一歩一歩登り始める。
 
 登り始めて1時間後、ようやく他の登山者と会い、少しほっとする。
 ここ数年は、体力維持も兼ねて年1回は富士登山をしている。4つのルートのうち、初めて登頂したのもこのルートだったが、今回で3回目になる御殿場口は体力的に不安があるが、休憩と水分補給をまめに取る様に注意して、少しずつ上をめざす。
 夜中の1時を回ると8月だというのに、ダウンジャケットを着こまないと、寒さで体力を奪われてしまう。 その状態での登山が約3時間続き、眠気と疲れは増していき、ペースはがくっと落ちていく。
 漸く、予定より30分遅れの4時半に8合目到着、5時の御来光を待つ。
 目の前に広がる雲海に朝日が昇り、一面がオレンジ色に染まる。 ここまでがんばって登ってきた者しか見ることのできない景色。

 6時30分過ぎ、無事山頂到着。天気も良く、眼下には雲海のすき間から富士の樹海が垣間見える。また、まわりは疲労はあるがそれを上回る達成感に満ちた顔であふれている。

 環境省に調査では、7月~8月で約20万4000人の登山者があり、昨年より15%以上減少しているとの事、世界文化遺産として維持には、人数制限などの検討も必要だろうが、一人でも多くの人が末永くこの経験ができるようになれればと思う。
 
                         < 今回のコラムはI-2が担当しました >
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