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スタッフブログ 2018年まで

スタッフブログ 2015年~2018年まで

ウミウシ

2015-03-17
水温み、山笑う季節もすぐそこまで来ています。梅、菜の花、桜、花桃、藤、牡丹、菖蒲、百合、紫陽花
といったように次々と人の目を楽しませる季節です。
 
でも、今回は海の中のお話です。
 
みなさん、「海の宝石」と言ったら何の事か分かりますか?それはウミウシのことです。
ウミウシと聞いてもどんな生物か分からない方もいるでしょう。
ウミウシ(海牛)とは後鰓類中で貝殻が縮小、または体内に埋没消失した種の総称で貝類に分類されるそうです。
食用にしているなまこに似ているが別種類のようです。頭部に一対の触角があり
角の様に見えるので海の中の牛それでウミウシの名がついたのです。世界には約1000種類、日本近海でも
300種類が生存し大変美しい種類も多く生息しています。赤、青、緑、黄色、紫、ピンク等鮮やかな色彩をした
生物です。
毎年、今の季節が宮崎県沖の大島近辺で観察できるようです。中でもシンデレラウミウシ、オオミノウミウシ、
ミスジアオイロウミウシ等、派手な原色、その美しさは別格です。海に潜り観察するのですが採集は容易だが
飼育は困難のようです。また、なまこと違い食用にもならない様です。海洋生物学者であった昭和天皇が研究の為
と言って甘辛く煮付けて「煮るとこんなに小さくなる」言いながら食したそうですが肝心の味の方は味も無くかた
くて噛み切れなかったそうです。
ウミウシは海綿、ひどろ虫、こけ虫、ホヤ等を餌にしています。
ところで、ウミウシを飼育している水族館があれば一度見てみたいものですね。宮崎県沖の大島のほか日本全国に
生息していますので海に潜ることがあれば是非見つけて下さい。
今回は最近、テレビで見た物があまりの美しさに書いてみましたが少しはウミウシのことが伝わりましたか?
 
 
ところで、東日本大地震から丸4年たちました。いまだに行方不明の方が多くの数でいます。それにまだまだ復興には
ほど遠く今でもボランティアを必要としている様です。
 
                 <今回のコラムはAが担当しました>
 
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