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おすすめの本 vol.3
2018-07-19
今回の紹介は、「ナオミとカナコ」(奥田 英朗 著)です。
売れている作家なので読んだ人も多いと思いますが、まだの人に又勝手におすすめします。
一人の男を殺して海外逃亡をする「ナオミとカナコ」の話ですが、特に話の終わり頃のとても
執拗な追手から逃れ、逃亡しようとする2人のところは本当の一気読みでした。
この様なスピード感を文章で表現できることに非常に驚かされます。
同情すべき犯罪ではあるにしても、犯罪者の逃亡をこれほどまでも応援するのは
著者の文章のうまさだと思います。
この本のことではないですが、よくタイムスリップが小説に出てきますが、ありえない事を
読んだときに違和感を感じさせない作家が、好きな作家です。
〈 今回のコラムはY2が担当しました 〉