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スタッフブログ 2019年~

スタッフブログ 2019年~

今回もお勧めしたい本の話です

2020-09-02
医師でもある「久坂部 羊」著の「老乱」です。
 
認知症が進行していく父親の介護に、まさに悪戦苦闘する夫婦(妻にとっては義父)の話だが
物語としても非常に面白く、対象者がいるいないにかかわらず、読んでおく事を強く勧めます。
 
物語は主に次の様な構成です。

① 認知症の進行に伴い、先の見えない介護に戸惑い・恐れ・怒りが高進していく夫婦の心と行動

② 認知症が進んでいく父親の、人の尊厳を失わされる事に対する怒り・恐怖・絶望の心の動き
 (認知症が進んでもそのような心の動きが、たとえ他の人に分からなくとも、本人にはある事
 を特に介護者は知らなければならない事が、この物語のテーマだと思う)

③ ケアマネージャー・ケアスタッフ・医師等、介護の携わる専門家の病気に対する見識の差
 
進行に伴う問題の解決はもう出来ないが、②の父親の心の苦しみを理解が出来れば、問題や介護者の心の負担を、少しは軽減出来るのかもしれません。
或いは、介護職員に対する暴力を減らすことも出来るかもしれないと考えさせられます。
 
今、対象者がいなくても、誰もが対象者になり得るのです。

                   《今回のコラムはY2が担当しました》
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